卓球のドライブで回転をかけやすくする練習方法とその時のフォーム
頑張っているのに回転がかからないのは、回転がかからないフォームで打っているからです。
決して腕力ではありません。
それは全日本の女子選手を見てもらえれば一目瞭然です。
外国人選手より体格では劣っていても、スピードや回転量は負けていません。
今日は「あなたが回転のかからない理由」と、「今日からでもできるドライブの回転をかける練習方法」をお伝えしていきます。
ここに書いてあることを学べば、少しでもきれいなフォームを身に付け、試合で安定した力を発揮できるでしょう。
(1)卓球のドライブで回転がかからない人はフォームが変
ドライブで回転をかけたいのにかからない、そんな悩みを持っている人が多いです。
特に中学生高校生の男性が多いです。
卓球マシーンが考える回転がかからない理由は以下の3つです。
①打つポイントがバラバラ
あなたがしっかりタメを作って、体重が一番乗るポイントはどこですか?
そこがあなたが一番回転がかかるポイントです。
そこを意識してみましょう(^^)/
②体の軸はブレていませんか?
体重移動を意識するあまり、体が上下してしまう人が多いです。
上手い人のフォームを見てください。
体の軸はブレず、常に一定です。
頭の位置は固定、体の回転で打つことを心掛けてください。
③足は動いていますか??
そもそもボールをしっかり打てる位置まで足が動いていなかったら何もなりません。
上半身のフォームばかり気にしてしまって、足が動いていない人も多いです(*^^*)
他にもあるかもしれませんが、卓球マシーンが見てきた人はだいたいこの3つに当てはまっています。
みんな回転がかからなそうなフォームで打っています。
自分のフォームをビデオで見るなり、チームメイトにアドバイスしてもらってください。
回転がかからない理由がわかれば、あとはかけるための練習をするだけです。
頑張っていきましょう(@^^)/~~~
(2)卓球のドライブで回転をかける練習方法
それぞれの卓球場、学校、チームによって練習のやり方って違いますよね。
卓球マシーンもいろいろな所で練習しました。
それを踏まえた上でオススメの練習方法をお伝えします(^^)/
①弱い下回転をコーチに出してもらって打つ。
下回転のボールをしっかりドライブすることはできていますか?
ゆっくりの弱い下回転ボールをしっかりタメを作って打ってください。
上の3つの課題を意識してください。
①の課題がある程度できたら、②に行きましょう。
②強い下回転ボールをフォア、ミドル、バックと様々なコースに出してもらって打つ。
下回転のボールを持ち上げようとして、ラケットが台の下から出ていませんか?
多くの人がラケットが台の下から出てくる理由が、これです。
ラケットが台の上から出るようにスイングしてください。
それ以外は①と一緒です。
何度も言いますが、「ラケットを上から出す」「しっかりタメを作る」
これが本当に重要です。
常にビデオであったり、、チームメイトに見てもらってフォームをチェックしてください。
入らない時は、どこかフォームがおかしくなっています。
②の台の上からラケットが出てのドライブ。
これが下回転に対するスピードドライブです。
この打ち方ができてくれば、ループドライブがさらに効果的になってきますよ。
(3)スピードドライブをより生かしてくれるループドライブ
このループドライブ、遅くて回転がメチャクチャかかっているボールをどのように使うかで勝てる確率がグッと上がります。
スピードドライブはラケットを台の上から出します。
当然スピードがあります。
ループドライブはラケットを台の下から出します。
スピードドライブより、スピードは落ちます。
ただそれ以上に回転量が多かったで相手はオーバーミス。
もしくは浮いて返ってくるので、チャンスボールになります。
それかボールの飛んでくるタイミングが合わずに、これも相手がミス。
本当にループドライブは効果的です。
ただループドライブばかりだと相手に慣れられたり、カウンターで狙われたりします。
台の下からラケットが出るループドライブを先に覚えると、スピードドライブが打ちにくくなります。
なので、まずは台の上からラケットが出るスピードドライブを覚えてください(^^;)
これだけでも十分な気がしますが、まだ大事なことがあります。
回転をかける用具は何でしょう?
そう、ラケットです。
では回転をかける場所は、ラケットのどこでしょう?
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それは、ラケットの先端です。先端のことをヘッドとも言います。
ラケットのヘッドがしなることで、より回転がかかりやすくなります。
(4)ドライブをかける時のラケットのヘッドの使い方
しっかりと(1)~(3)を意識してやっても、肝心のラケットを持っている手に力が入っていたらどうなりますか?
ラケット角度が操作できずに、ミスしてしまいます。
ヘッドが回らずに、ミート打ちになってボールが飛んでいってしまいます。
そうならないために、柔らかくラケットを持ってください。
落としそうなぐらいでいいと思います。
こうすればラケットのヘッドがしなって、いい回転のドライブが打てます(^^♪
(1)~(4)に書いてあることができれば、きっと張本選手みたいなきれいなフォームになっているはずです(^^)/
「回転をかける」というテーマでお伝えしてきましたが、今回もボリューム満載でした。
つまりここに書いてあることが頭に入っていれば、自由に回転を使いこなせるというわけです。
今日のおさらい
(1)回転がかからない3つの理由
「打つポイントがバラバラ」「体の軸がブレている」「ボールを擦れていない」
(2)①弱い下回転のボールをドライブする。
②①ができたら、強い下回転のボールをドライブする
どちらも「タメて打つ」「ラケットは台の上から出る。」
(3)スピードドライブがあってこそ、ループドライブが生きる。
(4)ラケットを柔らかく持って、ヘッドがしっかりしなることで、さらに回転がかかる。
ドライブが安定して入ることで、安定した成績を出せるようになります。
卓球マシーンはいい時はいいボールが入りますが、まだまだ安定していません。
自分もここに書いたことを意識して、これから練習頑張ります(#^^#)