卓球水谷は張本にもう勝てないのか?
先日のジャパントップ12、水谷選手は張本選手にコテンパンに負けました。
国内の大会で水谷選手が見せ場をほとんど作ることなく、あっさり負けるとは。
ここまでくるとスポーツ界で話題に上がるのが、「世代交代」
今日は二人の戦い方の違いや水谷選手の状態から、今後を予測していきたいと思います。
①卓球水谷隼と張本智和の戦い方の違い
水谷隼と張本智和は、日本卓球界のダブルエースの呼び声が高いです。
この二人の戦い方に決定的な違いがあります。
一つだけ挙げるとしたら、何だと思いますか?
いろいろあると思いますが、打球点の速さです。
断然張本選手の方が速いですね。
卓球マシーンが注目したのは、ただ速いわけではないのです。
速いタイミングでミスせず、何本も打つことができるんです。
一本でもミスしたら失点(相手の得点)になります。
したがって何本も打たないといけないのですが、張本選手はミスなく打ち続ける事ができるのですよね。
それでいてフォアハンドは相手に背中が見えるほどバックスイングします。
そこでしっかりタメを作って、攻撃します。
バックハンドもボールがバウンドしてすぐのポイントで打ってきます。
このタイミングで連続して打たれたらフォアもバックも打たれたら、相手はミスするしかありません。
他にも他の選手より優れているところはありますが、水谷選手との比較なので、今回は打球点だけにしておきます。
張本選手に対して水谷選手はどうでしょうか?
今でこそ張本選手やトップクラスの中国人選手に勝つことを意識して、卓球台の近くでプレーするようになりました。
しかしながら、もともとは卓球台の後ろでプレーするのが得意だった水谷選手です。
いい時はいいが、少しでもポイントやタイミングが狂うとミスをしてしまいます。
もしくは甘いボールを送って、相手に反撃されてしまいます。
少しまとめます。
打球点が速くなることによって、こういうことが起きます。
ミスなく打ち続けられる張本選手。
ミスが多くなる水谷選手。
これが今の二人を分けています。
さらに水谷選手にここ数年試練が襲いました。
視力の問題です。
②卓球水谷の視力が低下している?
ある卓球情報誌のインタビューに水谷選手が答えていました。
「実はこの一年間、ほとんど目が見えない。」とのことです。
これには驚きでした(=゚ω゚)ノ
卓球選手にとって、眼は「命」そのものです。
最近は卓球を華やかに演出するために様々な工夫がしたいるのは、ご存じですか?
・ユニフォームを鮮やかな色にする。
・卓球台の色も青色になっている。
・卓球台だけが舞台のように照らされ、周囲が暗くなる。(観客により卓球に注目してもらうため。)
ざっと上げると、こんなものでしょう。
こういった卓球を盛り上げようという演出が、時にはボールが見えにくくなってしまうという弊害も起きてるみたいです。
水谷選手の視力は、日常生活には問題ないみたいです。
ただ卓球する時に、このような演出によってボールが見えにくくなっているというのもあるみたいです。
ただ水谷選手は、ここでどのように対応したかと思いますか?
そう、メガネ。
サングラスです。
③水谷がメガネ(サングラス)をかけた!!
これは卓球マシーンの記憶です。
水谷選手が初めてサングラスをかけて試合に出たのは、昨年の世界卓球団体戦でした。
その時は「ちょっとしたイメチェンかな?卓球界に新しい風を起こそうとしているのかな?」
くらいにしか考えていませんでした。
まさか、視力の問題があったとは想像もしませんでした。
そして昨年から始まった後Tリーグの試合でも何試合か、サングラスをかけてプレーしていました。
さらに今年のジャパントップ12でもかけていました。
何とかして試合に出ようと、頑張っている水谷選手です。
確かに打球点の勝負では勝てないでしょう。
しかし、水丹選手はこれまで卓球界の常識を何度も覆してきました。
リオ五輪銅メダル獲得、全日本選手権シングルス10回優勝などなど。
そんな中でも卓球マシーンが一番驚かされたことは、当時史上最年少の17歳で全日本選手権で初優勝したことです。
彼の台上でのボールタッチの柔らかさ、に鳥肌が立ちました(*_*)
本当にピタッとネット際にボールが止まって、相手選手が全く打てないのです。
そんな誰よりもボールタッチがある水谷選手。
もう一度自分の良さを見直して、張本選手とは違う卓球を見せてほしいです。
そうすることで、また活路が見いだし張本選手にも勝てるのではないか、卓球マシーンは信じています。
今日もいっぱい書きました。
ここでおさらいをしましょう。
☆おさらい☆
①水谷と張本の違いを分けているのは、打球点。
②視力が落ちているのは、水谷選手にとって死活問題。
③水谷選手はメガネで復活する。
張本選手の打球点の速さと安定感は群を抜いています。
それがそのままジャパントップ12での優勝、そして世界ランキング日本人トップにつながっています。
このまま打球点の速さと安定を追求していけば、彼は東京五輪に出場できるでしょう。
ただ五輪の団体戦となると一人では無理なんですよね。
実は団体戦には3人のメンバーがいります。
まして張本選手は五輪初出場です。
地元開催なので、すごく注目されます。
五輪は魔物が住んでいると言われていますよね。
やはりここは水谷選手の北京・ロンドン・リオの3大会経験したというベテランの力が必要です。
若さとベテランの融合で乗り切ってほしいです。